ミドリムシ・ユーグレナの効果の全て

日本がミドリムシで世界を変える!その歴史を辿る

ミドリムシの歴史に迫る!発見はオランダ出身のアントニ・ファン・レーウェンフック

健康食品に美容品にと何かと話題の「ミドリムシ」。

実は、これら商品開発ができているのは、その裏に長い歴史があり、特に日本企業の快挙が関わっていることをご存知でしょうか?

おそらくみなさまは、ミドリムシと聞いても「理科の実験のやつでしょ」くらいの認識しかないと思います。

 

しかし、歴史を紐解いていくと中々に興味深い存在なのです。

そこで今回は、ミドリムシが歩んできた歴史をご紹介しましょう。

5億年前から世界に存在

5億年前から世界に存在したミドリムシ

ミドリムシ、中学校や高校の授業中、理科の実験として観察された方も多いはずです。

「緑色をした小さな生物」くらいのイメージが一般的かと思います。

 

そんなミドリムシですが、およそ5億年以上も前から地球上に存在する原子の生き物の1つです。

ミドリムシの正式名称は「ユーグレナ(Euglena)」と表され、「美しい目」(ラテン語)という意味があります。

アントニ・ファン・レーウェンフックさんがミドリムシを発見!
(出展:ナショナルジオグラフィック

 

ミドリムシが発見されたのは、2017年現在から遡ること350年ほど、1660年代のオランダになります。

アントニ・ファン・レーウェンフックさんがミドリムシを発見!

レーウェンフックさんは「微生物学の父」とまで評されています。

当然、レーウェンフックさんがミドリムシ(ユーグレナ)の名ずけ親となります。

 

顕微鏡越しに観察できる、ミドリムシ特有の「赤い瞳」が非常に美しかったことからユーグレナ(ミドリムシ)と名付けたそうです。

私たちがこれまで、ただの微生物くらいにしか思っていなかったミドリムシ、ここまでの経緯を知るとなんだか「ロマンチックな生き物」に思えてくるのではないでしょうか。

 

思わず、ミドリムシを再観察してみたくなります。

 

ミドリムシが発見されてからおよそ300年後、1950年代に入るとメルビィン・カルビィンさん(アメリカ)たちがミドリムシに関する研究を開始します。

そして1961年、ミドリムシの特徴でもある「光合成」に関する実験の成果が評価され「ノーベル化学賞」を受賞するのです。

 

今でこそ、「ミドリムシ=光合成できる」と中学生以上なら誰しも知っていることです。

これも、1660年代にレーウェンフックさんが発見し、1961年にメルビィンさんたちがノーベル賞を受賞したおかげと言えます。

NASAも大注目!

ドリムシの「光合成」に関する発表は世界的に注目を集めました。 そして、その有用性を宇宙開発に取り入れるため、1970年代、NASA(アメリカ航空宇宙局)が研究を開始しています。

先述した、1961年のノーベル賞、ミドリムシの「光合成」に関する発表は世界的に注目を集めました。

そして、その有用性を宇宙開発に取り入れるため、1970年代、NASA(アメリカ航空宇宙局)が研究を開始しています。

 

みなさまご存知の通り、ミドリムシは動物と植物、両方の特徴を持つ世界的に見ても珍しい生物の1つです。

「葉緑素」を体に含み、水と二酸化炭素それに太陽光から「光合成」を行うことができます。

 

つまり、NASAはこの光合成を利用し、宇宙空間で「酸素」の生成を実用化しようとしたのです。

空気のないはずの宇宙空間、ミドリムシがあればより自由に酸素供給ができると、まさに夢の大航海時代が始まるのではというところです。

 

しかし残念なことに、1970年当時では叶うことのない夢でした。

NASAでは、ミドリムシの大量培養技術が成功しなかったのです。

 

ただ、ここで歴史が終わったかと言えばそうではなく、1990年代、医薬品や医術など医療関連への転用を目指して研究は進められてきました。

実現不可能!難しいとされてきたからこそ、多くの科学者や団体が研究意欲を燃やし続けてこられたのかもしれませんね。

日本企業の快挙!

2005年、東京大学(正確には大学内のベンチャー企業)がミドリムシの大量培養に成功したのです。

ミドリムシの特徴は、なにも光合成ができることだけではありません。

むしろ近年では、その豊富な栄養素にこそ注目が集まっています。

 

ミドリムシに含まれる栄養素は59種類、確かに注目するには十分な量でしょう。

そんなミドリムシの豊富な栄養素に目を付けたのが、当時の東京大学

 

「ミドリムシなら世界の貧困を解決できるのではないか」ということで、ミドリムシの大量培養に関する研究が進められました。

その結果、2005年、東京大学(正確には大学内のベンチャー企業)がミドリムシの大量培養に成功したのです。

 

これまでNASAでさえなし得なかった大量培養、まさに日本(東京大学)が歴史を作った瞬間と言えます。

2017年現在、世界には10億人もの栄養失調に苦しむ子どもたちがいるとされます。

 

大量培養に成功したベンチャー企業(株式会社ユーグレナ)は「ユーグレナGENKIプログラム」としてミドリムシを活用した支援を進めています。

まさにミドリムシが「世界の貧困問題」を解決しようとしているのです。

 

ミドリムシの歴史は、これからが本番とさえ言えるのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、ミドリムシの歴史ということでお話を進めてみました。
たかが微生物の歴史と思われるかもしれませんが、そこには意外と深い物語が隠されています。

何十年、何百年も前から何十人という科学者や企業が研究を進め、歴史を積み上げてきた結果が現在のミドリムシです。
ぜひ、これからさらに積み上げられるミドリムシの歴史にも注目してください。

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