株式会社ユーグレナは、大阪府立大学とユーグレナ社の研究から、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の粉末や特有成分のパラミロン粉末の継続摂取が胃潰瘍症状を緩和することを示唆する結果を確認したと発表しました。
研究内容は日本ビタミン学会第67大会にて発表されました。
胃潰瘍とは胃酸によって胃の粘膜が傷つけられ、痛みや出血を起こす現代病です。
実験はラットに通常の食事、ユーグレナ粉末を混ぜた食事、パラミロン粉末を混ぜた食事、アモルファスパラミロン(パラミロンを化学的に処理し非結晶構造としたもの)を混ぜた食事を経口摂取させたあと、ラットにストレスを与えて胃潰瘍の形成範囲を調査しました。
結果、通常の食事のラットよりも、ユーグレナ粉末、パラミロン粉末およびアモルファスパラミロン粉末を混ぜた食事のラットほうが胃潰瘍の形成が抑制されたことを確認しました。
今後もユーグレナ、パラミロンの機能性について研究を進め、医療分野での活用や食材としての付加価値向上を目指すとしています。
*特にユーグレナ粉末の摂取が胃潰瘍の形成を緩和する可能性が高いと認められました。
(出典:株式会社ユーグレナ ニュースリリース 2015年7月16日)