株式会社ユーグレナ社長の出雲氏のインタビュー記事について、毎日新聞社「毎日新聞」にてされました。
記事のタイトルは「受験と私:ユーグレナの出雲充社長 『好きな分野、学ぶ意欲の源泉に』」。
ミドリムシの屋外大量培養に成功したバイオベンチャー企業、株式会社ユーグレナの出雲充社長のインタビューを掲載しています。
開発途上国の食糧問題を解決するため国連職員になりたいと東京大に入りました。
当初は文3に進みましたが、在学中にバングラデシュで農村部の貧困層に無担保で融資を行う「グラミン銀行」のインターンシップを経験。
栄養失調に苦しむ人々を目の当たりにしたことが、農学部への転部を決意させました。
受験勉強の原動力となったのは、高校時代に見た途上国の貧困に焦点を当てたドキュメンタリーから受けた衝撃でした。
国連に就職すれば、貧困に苦しむ人たちの役に立てるのではないかと思ったのです。
それで東大を目指しました。とはいえ、当時の成績と合格ラインにはかなりの開きがありました。
東大に合格した人にどんな参考書を使っていたかをまず聞き、その中からやることを徹底的に絞って、最大公約数のことだけをやりました。
暗記科目はカラフルにして、楽しくやっていました。どんな分野でも自分なりに楽しくやっていくことは大事だと思います。
「いい点を取れ」と言われて勉強を続けられる人はあまりいないと思います。
一番大事なのは、好きな分野やテーマを大切にすることです。あまり受験と関わりがなかったとしても、好きなことは大学に入った後も学びたいという源泉になるので、そういう人は勉強が苦になりません。
私は受験勉強をやって非常に良かったなと思います。
新しいことを学ぶのが好きだと気づくとてもいいトレーニングだと思います。