2020年の東京オリンピックに向けて、スポーツにおけるスポンサーシップビジネスが注目されている。
女子ラグビーの可能性に懸けて、ミドリムシ食品販売社が大手門学院大学女子ラグビー部のスポンサードを開始した。
仕掛け人は、同部のゼネラルマネージャーを務める元ラグビー日本代表の大畑大介氏である。
「女子ラグビーはこれから発展していく競技ですから、既存のものに乗っかるというよりも、ゼロからのスタートでお互いに成長し合えるような関係性を築きながらWin-Winになれるパートナーがいたら、と考えていたんです」(大畑氏)
スポンサーがつけば、まず選手の練習環境が改善できる。オリンピックという目標が見えても地盤がしっかりしていないと、それを目指せるだけの練習ができない。そんな危機感を抱いていたのだという。
スポンサーについた健康食品会社は、選手の食費や遠征費などのサポートのほか、ミドリムシ加工食品の提供も行う。
「必要な栄養素を全て天然の状態で含むミドリムシは、選手のカラダ作りに最適だと考えています。」
「今はマイナースポーツである女子ラグビーが、いつかはなでしこジャパンのように全国から注目される存在になることを願っています」と同社代表取締役は語った。