株式会社ユーグレナは、ユーグレナ粉末やユーグレナ特有の成分、パラミロンを摂取することでサイトカインと言う免疫伝達物質の生産が促され、結果、インフルエンザウイルスの排除、インフルエンザ症状の緩和効果があることを確認しました。
研究の背景と内容
インフルエンザウイルスに感染するとヒトの身体は免疫伝達物質サイトカインの働きによって免疫細胞を活性化し、ウイルスは体外へ排除しようとします。
今回の研究では、ユーグレナ粉末またはパラミロンの摂取によるインフルエンザ症状の緩和に関するメカニズム解明を目的に、インフルエンザ感染マウスにて肺中のサイトカインの分泌量測定を行ったものです。
ユーグレナ粉末またはパラミロンを食事と一緒に自由に2週間摂取させたマウスと、食事のみを与えたマウスにインフルエンザウイルスを投与し、3日間に渡って肺中のサイトカイン7種類の分泌量を測定しました。
研究の結果
ユーグレナ粉末を食事と一緒に食べたマウス達は、食事のみのマウス達と比べてサイトカイン4種類の分泌量が高値を示しました。
また、パラミロンを食事と一緒に食べたマウス達は、サイトカイン6種の分泌量が有意に上昇し、サイトカイン1種においては分泌量が高値となることが確認されました。
まとめ
ユーグレナ粉末またはパラミロンを事前に摂取すると主にパラミロンの作用によって、免疫伝達物質サイトカインの分泌量が増え、その結果、インフルエンザウイルスの排除が促進されてインフルエンザ症状の緩和効果があることが示唆されました。
出典:株式会社ユーグレナ